_
『
CNET JAPAN 翻訳校正: 編集部 2012/07/10 08:42
http://japan.cnet.com/apple/35019046/
「iPadほど格好良くない」:
英裁判所、サムスンによるアップル登録意匠の侵害を認めず
英国の高等法院は、サムスンの「Galaxy Tab」は「iPad」よりも視覚的に
「格好良く」
ないため、Appleのタブレットに関する意匠を侵害していないと判断した。
Colin Birss判事は、画面だけでなく背面や側面を比較した場合、サムスンのタブレットとAppleのiPadには、50を超える認識可能なデザイン上の相違点があると述べた。
Birss判事は英国時間7月9日に公表した自身の判決の中で、
「前面からは、両者はAppleの意匠を含むファミリに属する。
しかしサムスンの製品は非常に薄く、背面の詳細部分が特殊で、そのファミリに属するとはほとんど言い難い」
と述べた。
「両者は、Appleの意匠が保有する、控えめで極端なシンプル性を共有しない。
格好の良さが同等ではない。
かもし出す全般的な印象が異なる」
(Birss判事の判決)
「サムスンのタブレットは、Appleの登録意匠No. 000181607-0001を侵害していない」
(Birss判事の判決)
今回の裁判の対象となっていたのは「Galaxy Tab 10.1」「Galaxy Tab 8.9」「Galaxy Tab 7.7」で、すべて厚みが異なり、物理的なハードウェアコントロールがなく、表面のデザインがiPadとは異なるとされた。
この裁判は当初、自社のタブレットが知的財産を侵害していないと裁定するようサムスンが同高等法院に求めたのに対し、知的財産を侵害しているとしてAppleが提訴したことで始まった。
ライバルである両社間の法的争いにおいて、Appleに打撃を与えることになる
この判決を、韓国のハードウェアメーカーであるサムスンは歓迎した。
「今回の判決で証明されたように、Appleの登録意匠に含まれる要素の起源は、数多くの創造物の先例に見られるものである」
とサムスンの広報担当者は述べた。
Appleにコメントを求めたが、本記事執筆時点では回答は得られていない。
●英国の高等法院は、サムスンが「Galaxy Tab 10.1」によりAppleの「iPad」の意匠を侵害していないと判断した。
提供:Bonnie Cha/CNET News
』
つまりこれ、「サムスン製品はダサイ」ということか。
となるとどうなる。
安さでダサイものを買うか、それともステイタスでアップルを買うか、ということになる。
世界の消費者はどちらを選ぶか、だが。
韓国製品の躍進は「ダサくても安いモノ」で世界を席巻してきた。
ということは、サムスンにとっては願ったりの判決ということになる。
『
ロケットニュース24 2012年7月10日
http://rocketnews24.com/2012/07/10/229298/
アップル「サムスンのGALAXYはiPadをパクりだ」と提訴
判決「GALAXYはiPadほどカッコよくない。パクリとは言えない」
世界中で愛されているアップル社の製品。
同社は訴訟を多く抱えていることでも有名だ。
なかでも韓国企業サムスンとは、世界10カ国以上で互いを訴えている。
先日、米国ではサムスンのGALAXY Tab 10.1はiPadの模倣が認められるとして販売中止の判決が出たことも記憶に新しい。
そんななか、イギリス司法がひとつの判断を下した。
アップルの「サムスンのGALAXY TabはiPadのデザインを模倣している」という主張を退けたのだ。
しかも、その理由が
「GALAXY TabはiPadほどカッコよくないため、模倣とは言えない」
というのである。
かねてより、アップルは、イギリスで「サムスンのGALAXY TabのデザインはiPadのデザインを真似ている、意匠権を侵害している」として訴えを起こしていた。
この訴えに対し、イギリス高裁は、
「確かにGALAXY TabとiPadは同類のデザインだ。
しかしGALAXY Tabの方が薄く、背面のディティールも異なる」
とした上で
「iPadは究極のシンプル美を追求しているのに対し、GALAXY Tabはそれほどでもない。
iPadほどカッコよくなく、両者のデザインが人に与える印象も異なる」
とした。
サムスンはこの判決を「喜んで受け入れる」と表明。
「我々の知的財産権を守るということは、あらゆる企業の知的財産権を尊重するということだ。
もしアップルがデザインについて他の国でも訴訟を起こせば、業界全体の新製品開発にも支障が出る。
消費者の選択の自由も制限される」
とコメントしている。
今回の裁判ではサムスンが勝利したことは間違いない。
この判例が今後、2社の訴訟問題に何か影響するかもしれない。
しかし
「GALAXY TabはiPadほどカッコよくない」
と太鼓判を押されてしまったことについてどう思っているのだろうか。
その点については特にコメントは出されていないようだ。
イギリス高裁はアップルに21日間の上告期間を与えると発表している。
「GALAXY Tabよりカッコいい」
と評価されながら訴えが認められなかったアップルはどう出るのだろうか。
参照元:SCI-TECH-TODAY(英語)
』
『
朝鮮日報 記事入力 : 2012/07/12 09:55
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/12/2012071200723.html
アップル、IT部品市場でサムスンけん制
サムスン電子の半導体事業部とサムスン・ディスプレー(旧サムスン電子液晶ディスプレー事業部)の幹部は最近、半導体と液晶パネルの市場動向に以前に比べ神経質になっている。
サムスンの主要顧客である米国アップルの要求がどんどん複雑化しているためだ。
外電によると、アップルは部品メーカーに突然大幅な値下げを要求したり、調達時期、調達量を一方的に調整したりしている。
米国のIT専門メディア、シーネットは、アップルにクック最高経営責任者(CEO)が就任して以降、効率的なコスト管理を行うため、サプライチェーンの運営を厳格化していると指摘した。
言い換えれば、これまでのようにiPhoneやiPadなど完成品市場を掌握するだけではなく、部品メーカーをアップルの完全な管理下に置くという意味だ。
アップルは実際にメモリー半導体市場でサムスンへの依存度を下げ、日本のエルピーダメモリに対する発注を増やしている。
液晶パネル分野では、アップルの生産委託先の鴻海(フォックスコン)グループが日本のシャープを買収し、サムスンをけん制している。
■蜜月関係からライバルへ
IT部品市場はこれまでサムスンの独壇場だった。
サムスンは携帯電話、パソコンに使われるDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)市場で41%以上のシェアを占め、液晶パネル市場でも30%以上のシェアを獲得していた。
サムスンはさまざまな戦略を駆使し、市場を支配してきた。
例えば、生産過剰局面では、生産量を急に増やし、市場価格を下落させて、コスト競争力に劣るメーカーを淘汰(とうた)させた。
技術力があってこそ可能な戦略だった。
一方、アップルは部品市場では購入者の立場で満足していた。
アップルとサムスン電子は2000年代半ばから後半まで「夢のようなパートナー」だった。
アップルの創業者、ジョブズ前CEOが04年にアップル復活を目指す野心作としてMP3プレーヤーの「iPod」を投入したことが契機だった。
アップルはiPodを成功させるため、軽量ながらデータ処理速度の速いメモリーが必要だった。
サムスン電子はそうした用途で開発したNAND型フラッシュメモリーの市場を拡大しようとしていた。
05年に両社がNAND型フラッシュメモリーの供給契約を結び、共に好況期を迎えた。
アップルはiPodをヒットさせ、iPhone発売に向けた準備を進めることができた。
サムスン電子はNAND型フラッシュメモリーの販売増で過去最高の業績を挙げた。
しかし、2010年にサムスン電子が「ギャラクシーS」をヒットさせ、スマートフォン市場でライバルとなると、アップルによるけん制が始まった。
■部品分野でも主導権狙うアップル
アップルの部品市場への影響力拡大は、部品調達の責任者を経験したクックCEOが今年初めに就任したことで加速している。
クックCEOは単純に部品メーカーに圧力をかけるだけでなく、アップルが部品市場全体に直接影響力を持つための戦略を展開している。
米メモリー半導体大手のマイクロン・テクノロジーが日本のエルピーダメモリを買収した直後、米国のITメディアは、アップルがマイクロン・エルピーダ陣営への発注を大幅に増やすと一斉に伝えた。
アップルがサムスンへの依存度を抑えると同時に、最終的には部品の納入単価も思い通りに設定できる体制づくりに着手したとみられている。
部品メーカーが現在のように独自の価格決定権を持つのではなく、鴻海グループのようにアップルの注文に従って部品メーカーが動く体制を市場全体に拡大させる計画だ。
アップル向けの受託生産を行う鴻海グループの営業利益率は現在、2%前後にとどまっている。
しかし、アップルはすぐに直営の部品工場を設けるのではなく、取引関係にある日本、米国、中国の部品メーカーを背後から操る形で市場の地図を塗り替えようとする見通しだ。
電子業界の関係者は
「サムスンにとっては顧客でありライバルでもあるアップルへの対処法はとても複雑になった。
ギャラクシーSシリーズなどサムスンの自社製品に対する安定した部品供給に加え、技術力強化を通じたアップルとの競争で成功を収められるかが、部品分野での主導権を握り続ける上で鍵になる」
と指摘した。
』
『
朝鮮日報 記事入力 : 2012/07/13 11:00
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/13/2012071300966.html
サムスンVSアップル、特許めぐる本訴訟まで秒読み
全世界のIT市場がサムスン電子とアップルの2強に集約されつつある。
過去には携帯電話端末、パソコン、テレビなど製品群ごとに多数のメーカーがさまざまな競争を展開した。
しかし、IT機器が一つに統合されるコンバージェンス(収束・融合などの意)の流れと世界のメーカーがリアルタイムにレースを展開するグローバル競争体制が広がり、状況が大きく変化している。
米市場調査会社のABIリサーチによると、サムスン電子とアップルは今年第1四半期(1-3月)のスマートフォン市場で全体の収益の90%以上を分け合ったとみられる。
両社は今年下半期からこれまでとは異なる対決を展開することになりそうだ。
もはや避けることのできない両社の対決の構図を探る。
サムスン電子が最近発売したスマートフォン戦略機種「ギャラクシーS3」は、販売から2カ月足らずで全世界で1000万台を売り上げるほどの人気を集めている。
米国ではスプリント、AT&Tなど移動通信キャリア5社がいずれも販売を開始し、供給が追い付かないほどの売れ行きだ。
音声や動作、目の動作を認識する人体認識機能が大ヒットの秘密とみられる。
しかし、サムスン電子が昨年、ギャラクシーS3の開発過程で最も力を入れた点の一つは、アップルの執念深い特許攻勢に巻き込まれないようにすることだ。
ギャラクシーS3は、アップルが昨年4月、サムスン電子を相手取り初の特許訴訟を起こして以降、本格的に開発された。
アップルは初の提訴以降、サムスン電子のスマートフォンのデザイン、ユーザーインターフェースを攻撃した。
サムスンが形状やタッチパネル操作などの設計をまねたという主張だった。
サムスン電子が以前のギャラクシーS1やギャラクシーS2とは異なり、ギャラクシーS3に流線型に近いデザインを採用したのも、このような論争を避ける狙いがあるとみられる。
■訴訟直前の神経戦
サムスン電子とアップルは、ギャラクシーS3が旋風を巻き起こしている米国で、今月30日に特許訴訟の本訴訟という「ビッグマッチ」に突入する。
双方は既に米国、日本、ドイツなど9カ国の法廷で約30件の特許訴訟を争っているが、米国で両社の特許侵害の有無を争う本訴訟が行われるのは初めてだ。
米国市場はアップルのホームグラウンドであり、象徴的な意味は他国とは異なる。
他国での訴訟にも大きな影響を与える可能性がある。
特にギャラクシーS3のライバル製品となるはずだった「iPhone5」をタイムリーに発売できなかったアップルとしては、ギャラクシーS3のブームを鎮めるために、何としてでも勝たなければならない対決だ。
両社は本訴訟を控え、デリケートな神経戦を展開している。
サムスンのスマートフォン「ギャラクシー・ネクサス」に対する販売差し止めの仮処分申請と販売差し止めの執行停止申し立てが代表的だ。
過去1カ月の間に両社の攻防は、裁判所が販売差し止め決定→販売差し止め決定の留保を求めた申し立て棄却→販売差し止めの暫定猶予という展開をたどり、裁判所による最終判断を待っている状態だ。
両社の法廷での攻防は、サムスンにとって米国での主力製品ではないギャラクシー・ネクサスではなく、本訴訟と人気商品のギャラクシーS3を念頭に置いたものだ。
販売差し止め決定が命じられた場合には、デザインの一部を変更したり、ソフトウエアを修正するなど対処が可能だが、より突っ込んだ審理が行われる本訴訟に敗れた場合は、一部手直しによる製品発売は困難とみられる。ギャラクシーS3は、ギャラクシー・ネクサスと同じ基本ソフト(OS)を採用している。
■独自機能で勝負
アップルは最近、中国で「iPad」の商標権を持っていると主張した唯冠科技(プロビュー・テクノロジー)に約6000万ドル(約47億6000万円)を支払い、紛争に終止符を打った。
クック最高経営責任者(CEO)をはじめアップルの経営陣は、基本的に他社との法的攻防を好まない。
しかし、アップルはサムスン電子との対決では絶対に譲歩しないという強硬な姿勢を崩さずにいる。
クックCEOとサムスン電子の崔志成(チェ・ジソン)副会長(当時)は今年5月末、16時間に及ぶ長時間交渉を行ったが、結論を導き出すことはできなかった。
結局、両社は今月30日に米国カリフォルニア州サンノゼの裁判所で始まる本訴訟で、相手を打倒するために戦略の限りを尽くすと予想される。
アップルはギャラクシーS1、ギャラクシーS2など過去のモデルに対する訴訟が控訴審などを経て長期化しても、裁判の主導権を握り、少なくともギャラクシーS3など新製品のブームを抑え込もうとするはずだ。
一方、サムスン電子はアップルの訴訟攻勢に巻き込まれないための新たな局面を切り開こうとしている。
ギャラクシーS3を流線型のデザインで設計しただけでなく、過去のiPhoneにはない、あるいは十分に動作しなかった人体認識機能を複数搭載した。
アップルが訴訟で主に攻撃してきたのは、サムスン電子のデザインとユーザーインターフェースだったが、サムスン電子は最近、完全に異なる機能を市場への訴求ポイントとして位置付けている。
ギャラクシーS3は、ユーザーの目の動きを認識し、ユーザーがスマートフォンの画面を見ている間は画面が消えない「スマートステイ」機能や、文字メッセージを受信後に本体を耳に当てれば自動的に電話をかけられる「ダイレクトコール」機能など独自の人体認識機能を採用している。
アップルは間もなく始まる本訴訟をきっかけに、最終的にはギャラクシーS3に攻撃の狙いを定める可能性が高いが、米国の裁判所が消費者に人気のあるヒット製品に一方的な判決を下すのは難しいとの見方もある。
』
『
朝鮮日報 記事入力 : 2012/07/13 11:01
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/13/2012071300969.html
サムスンVSアップル、差別化なき消耗戦
今年5月に英国ロンドンで行われたサムスン電子の新型スマートフォン「ギャラクシーS3」を発表するイベントは、情報戦の様相を呈した。
イベントは3月から計画されていたが、サムスン社内でも内容を知っていたのはごく限られた役員だけで、秘密裏に準備が進められた。
イベント担当役員だけでなく、外部の関係者もそれぞれ、イベントの時期、場所、内容を絶対に漏らさないという覚書を書かされた。
アップルとサムスンが真っ向から対立する中、サムスンの戦略スマートフォンであるギャラクシーS3に関する問い合わせが殺到したが、サムスンは固く口を閉ざした。
戦略機種をモバイル・ワールド・コングレス(MWC)のような場で発表してきた慣例も打破した。
公開直前までの徹底した情報管理は、ライバルのアップルを連想させた。
5月3日にロンドンで行われた発表イベントは、全世界54カ国で23万人がインターネットで生中継を見守る活況の中で終了した。
ギャラクシーS3は、発売から2カ月足らずで1000万台以上を売り上げる「テン・ミリオン・セラー」となった。製品に関する情報を知りたがる消費者の関心が最高潮に達した時点で、発表イベントを行う手法が大きな効果を発揮した形だ。
■アップル、マニアから大衆に市場拡大
サムスンがギャラクシーS3に関する情報を徹底的に管理したのは、ライバルに新製品情報が漏れるのを防ぐ狙いがあった。
しかし、サムスンの手法をめぐって、業界ではアップルの「神秘主義」を連想させるという声が上がった。
アップルは毎年「iPhone」「iPad」の新製品を発表する際、仕様、発表時期、場所など一切の情報を秘密にしてきた。
しかし、逆説的にそうした神秘主義がマニアの新製品に対する関心を極大化する結果を招いた。
サムスンとアップルは現在、元はどちらの独自戦略だったか分からないほど、マーケティング、商品企画面で似たような戦略を採用している。
例えば、アップルはこれまでスマートフォン、タブレット端末で同じ画面の大きさ、決まった発表時期という戦略を守ってきた。
iPhoneの場合、画面サイズを3.5インチ(1インチは2.54センチ)のまま変更しなかった。
iPadの画面も9.7インチに統一されていた。
しかし、最近は事情が大きく変わっている。
ブルームバーグ電は、アップルが今年下半期に7インチ台後半のiPad新モデルを発表すると報じた。
アップルのジョブズ前最高経営責任者(CEO)がサムスンの7インチ台のタブレット端末を
「小さすぎて、指をやすりで削らなければならない」
と切り捨てたことを考えれば、大きな転換だ。
アップルの新型スマートフォン「iPhone5」も以前とは異なり、4インチ台後半で発売される。
これはサムスンが歩んだ道を踏襲した形だ。
サムスンは当初からスマートフォンは3-5.3インチ、タブレット端末は7-10.1インチという多彩な製品を発売し、客層を広げた。
アップルはiPhoneの発表時期を毎年6月から、サムスンのように随時発表に変更した。
アップルが変化を試みるのは、客層を増やすことが狙いとみられる。
アップルのやり方に無条件で従ってくれる少数のマニアではなく、サムスンのように大衆へと客層を広げようとする戦略だ。
業界関係者は
「サムスンという強力なライバルが現れ、アップルも消費者のニーズに合わせる多様化戦略へと軌道を修正することが避けられないと判断したようだ」
と語った。
■サムスンがアップルから学んだ部分
一方、サムスンはアップルの感性マーケティングをまねているとされる。
そして、神秘主義マーケティングだけでなく、ソフトウエアと人間の共感を強調している。
「ギャラクシーノート」「ギャラクシーS3」などの新製品に多彩なコンテンツと人体認識機能を搭載したのが代表的な例だ。
これまで攻略してきた幅広い消費者を今度はサムスン製品に忠実なマニアとして育てる戦略だ。
専門家は今年末にアップルがインターネット接続可能なテレビ「アップルTV」を発表すれば、両社が互いをベンチマーキング(優良な実例に倣って目標を設定する)する動きが加速化するとみている。
スマートフォン(iPhone)→サムスンのスマートテレビ→アップルTVという流れだ。
しかし、専門家は特許紛争や、完成品、部品の両面での競争を繰り広げる両社が戦略まで同質化すれば、共倒れになりかねないと懸念している。
業界関係者は
「これまで両社が成長してきた原動力は、差別化した競争力だった。
差別化したアプローチがないまま、消耗戦を続ければ、グーグルなど第3の勢力が漁夫の利を得ることになりかねない」
と指摘した。
』
『
サーチナニュース 2012/07/26(木) 11:19
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0726&f=national_0726_043.shtml
サムスン「わが技術なければiPhoneは売れなかった」=韓国
米アップルとサムスン電子が特許侵害をめぐり訴訟合戦を繰り広げている問題で、サムスンは25日、
「アップルはサムスンの特許技術を盗まなかったらiPhoneは1台も売れなかった」
とする内容の書類を裁判所に提出した。複数の韓国メディアが報じた。
書類は、30日にカリフォルニアの連邦地裁で開かれる特許侵害訴訟に備え、サムスンが提出したもの。
米メディアによると、サムスンはiPhoneが登場する20年前の1991年から現在のスマートフォンに使用されている移動通信技術を開発してきたとし、アップルがサムスンの通信技術を盗まなかったならiPhoneは1台も売れなかったはずだと主張した。
サムスンが指摘しているのは、フラッシュメモリ、メインメモリ、アプリケーションプロセッサーなどの特許。
「アップルは通信市場に参入するためサムスンの技術に大きく依存してきたが、技術使用料は一度も支払われていない」
と訴えた。
サムスンは、アップルが主張するデザインの特許についても反論。
「誰もが採用できる公開されたデザインだがアップルはサムスンがデザインを模倣したと訴え、スマートフォン市場からサムスンを排除しようとしている」
と主張した。
』
_