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朝鮮日報 記事入力 : 2012/07/05 11:01
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/05/2012070500987.html
韓国、東シナ海で大陸棚認定申請へ
韓国政府は早ければ今月中にも済州島南方沖の南海(東シナ海)に設定された韓日共同開発区域(JDZ)の大陸棚に対する科学的、技術的権利の認定を求める要請書を国連大陸棚限界委員会(CLCS)に提出することを決めた。
同海域の「海洋領土化」を図るのが狙いだ。
対象となるのは、韓国の200カイリ水域の外側から日本の沖縄近海に至る1万9000平方キロの大陸棚。
外交筋は4日、
「韓半島(朝鮮半島)から延びる大陸棚の自然的延長部分が沖縄トラフにまで延びているというのが韓国政府の立場だ。
韓国はそれを立証する地質学的、海洋学的、法的な情報を盛り込んだ資料をCLCSに提出する」
と述べた。
韓国政府が主張する大陸棚境界は、韓日政府が1974年に結んだ韓日大陸棚協定のうち、「大陸棚の南部の共同開発に関する協定」(通称南部協定)の対象海域の一部で、韓国の国土面積の20%に相当する。
韓国は1999年から同海域に対する海洋地質学的な研究を本格化させ、法的、外交的な検討を経て、2009年に一部情報をCLCSに提出している。
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朝鮮日報 記事入力 : 2012/07/05 11:03
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/05/2012070500989.html
韓中日の大陸棚主張が重複、反発必至
韓国政府は近く、済州島南方沖から沖縄方面に延びる南海(東シナ海)の大陸棚に対する排他的権利を国連に主張する構えで、韓中日3カ国による大陸棚争奪戦が本格化する見通しだ。
韓国が科学的、技術的に開発権を主張するこの海域は、面積8万4000平方キロの韓日共同開発区域(JDZ)の一部(1万9000平方キロ)で、天然ガスや石油など未開発の資源が眠っている。
韓中日3カ国が主張する大陸棚境界は重複しており、国際法的な境界を画定できない状況となっている。
■韓国が先行提出
国連海洋法条約には、各国が200カイリの排他的経済水域の外側に自国の大陸棚が自然に延びていると判断される場合、沿岸国は大陸棚の地形や地質のデータを、国連大陸棚限界委員会(CLCS)に提出し、同委員会の勧告に基づき、自国の大陸棚の外側の限界を設定することになっている。
このため、韓国は2009年5月に一部の基礎資料を提出した。
しかし、当時の提出資料はわずか8ページで、大きな注目を浴びることはなかった。
韓国政府は今回、CLCSに提出する大陸棚境界データにより、この海域に対する開発権が韓国にあることを宣言し、日本、中国との交渉に臨む方針だ。
これについて、韓南大のイ・ソギョン教授は
「日本の沖縄列島の北側にトラフ(海底のくぼみ)があり、韓半島(朝鮮半島)から延びる大陸棚はそこで断絶する。
このため、韓国政府は沖縄(近く)にまで続く大陸棚に対する権利を主張できる」
と説明した。
CLCSは、各国の主張が重なる海域については関係国が協議を行うよう勧告しているが、関係国の反対が強い場合は困難を伴う。
このため、韓国政府は日本や中国との交渉を開始するのに先立ち、先制的に主導権を握るため、国際政治上の布石を打った形だ。
韓国政府の戦略は、韓中日3カ国が最近、海洋主権の強化で激しく争う中で打ち出されたものだ。
ソウル市立大のイ・チャンウィ教授は
「2028年に韓日大陸棚協定が終了するため、それに備える意味もある」
と指摘した。
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地図でわかるように、こりゃ無理だわ。
無理を分かっていてやる、これが外交というものだが、これはただ反発を招くだけ。
外交オンチもいいところ。
でも、これ水面に石を投げ入れる効果はある。
つまり、どんどん日中韓でことが複雑になっていく、そのことを後押ししているようなもの。
結果として当然、韓国主張などは端から無視され、日中の火種になる。
つまり、その火種を韓国が提供してくれているようなものとなる。
日本としては、まずは「これわこれわ」でうれしいところだろう。
火種があるかぎり、日本は中国に強く出ていく姿勢をとることになる。
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