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2010年は14カ国だった「環太平洋合同演習(リムパック)」への参加国が、今年は22カ国だという。
なんと「1.5倍」に増えたことになる。
ということは、昨今の世界は「対中国」という思考で貫かれているようである。
さらにさらに、中国と表面上は友好関係にあるロシアまで参加するという。
よほど中国という国が嫌われているのか、あるいは中国の存在感がデカイかなのであろう。
でも、こう露骨に表現されるということは単純にみると、
「中国外交のなさ」
ということにもなる。
『
サーチナニュース 2012/06/09(土) 14:01
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0609&f=politics_0609_008.shtml
多国間軍事演習に22カ国が参加 わが国を念頭に=中国
米国主導の多国間軍事演習「環太平洋合同演習(リムパック)2012」がまもなくスタートする。
22カ国から艦船42隻、潜水艦6隻、軍用機200機、兵士2万5000人以上がハワイに集結する。
今回初参加の韓国軍海兵隊も米強襲艦でハワイに向かった。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
■22カ国が参加 大規模な海上演習を実施
今回初めて参加するのは韓国海兵隊だけではない。
米軍発行の「星条旗新聞」によると、「リムパック」は世界最大規模の海上演習で、
2010年には14カ国の海軍が参加、今年は22カ国に増え、
今回新たに
インド、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェー、フィリピン、ロシア、トンガ、英国
が参加する。
今年は参加国数が過去最高というだけでなく、参加兵力も艦船42隻、潜水艦6隻、軍用機200機、兵士2万5000人以上だ。
米海軍太平洋艦隊によれば、今回の軍事演習は6月29日から8月3日まで続けられる。
■ロシア海軍、艦船を派遣して初参加
新たな参加国のうち、特に注目を集めているのはロシアだ。
1971年に始まったリムパックは本来、ソビエト太平洋艦隊を念頭に置いたものだったからだ。
ロシア海軍は今回、駆逐艦1隻、タンカー1隻、遠洋タグボート1隻を派遣すると発表。
ロシア海軍も今回初参加となる。
ロシアとインドはすでに何度も観察員を派遣し、リムパックを視察してきたが、中国人民解放軍の姿はまだみかけない。
2010年の演習計画を立てたカールベッカー担当官はかつて、近年の同軍事演習の目的について
「アジア太平洋地域で台頭する新興軍事力に備えるため。
そのなかには中国も含まれる」
と指摘した。
■対潜訓練は明らかに中国海軍が念頭に
米国防費の削減は今回の演習内容に少しも影響を与えていない。
米海軍は明らかに中国海軍が増強している潜水艦を念頭に置いており、ペンタゴンが新たに公表した中国の軍事力レポートは
「中国の潜水艦の脅威」
についても明確に言及している。
』
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