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中国とフィリッピンの対立の次は、中国とベトナム。
中比対立のとき、最初はエラクでかいことを言っていたが、最後は何もできずに尻つぼみで終わった。
日中対立はいまもって続いているが、どうも口の割には中国は腰が引けている。
さて今度はベトナムとの「中越対決」。
この結末はどうなるのだろう。
それにしても、中国はあちこちでトラブルのが好きだ。
そしていつもはじめは、恫喝的な脅しではじまる。
そのうち、トーンががたがたと落ちてくる。
そして最後は「泣き」が入る。
外交無知の無政策が如実に現れてくる。
『
サーチナニュース 2012/06/20(水) 14:38
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0620&f=business_0620_139.shtml
中国が「強烈な不満」表明…ベトナム戦闘機が南沙を巡視
中国政府・外交部の洪磊報道官は19日の定例記者会見で、ベトナム空軍の戦闘機2機が先週、南沙諸島(スプラトリー諸島)上空で巡視活動を行ったことに対して
「強烈な不満」
を表明した。
洪報道官は、
「中国は南沙諸島と周辺海域について、争う余地のない主権を有している。
ベトナム側の行動は中国の主権をひどく侵犯するものだ」
と主張して、
「中国側は強烈な不満を表明する」
と述べた。
洪報道官は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が武力衝突を避ける目的などで2002年に共同発表した「南シナ海各方面行動宣言」に言及。
「中国はベトナム側に対して、中越双方が認める『南シナ海各方面行動宣言』を厳格に守ることを要求する。
情勢を複雑化、拡大化する行動をとってはならない。
地域の平和の安定を維持するために、しかるべき努力をせねばならない」
などと主張した。
』
さて、どうなるだろう。
経緯が見ものだ。
楽しみである。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年6月27日 10時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62448&type=0
南シナ海に中国の地方自治体「三沙市」が発足
=ベトナム、「我が国領土を勝手に編入」と猛反発
2012年6月26日、新華網は記事「ベトナム当局、中国の三沙市設立に『強い反対』を表明」を掲載した。
21日、ベトナム議会は海洋法を可決。
同国に属する領海、排他的経済水域(EEZ)、大陸棚、島嶼などを規定したが、その中には中国と領有権を争う南シナ海のパラセル諸島(西沙諸島)、スプラトリー諸島(南沙諸島)も含まれている。
中国外交部の張志軍(ジャン・ジージュン)副部長は駐中国ベトナム大使を呼び出し、誤ったやり方をただちにやめるよう要求した。
同日、中国も南沙諸島、西沙諸島、中沙諸島に新たな地方自治体・三沙市を設立することを表明した。
ベトナムなど他国との領土係争地が含まれている。
ベトナム外務省は
「中国が設立した三沙市に強く反対する」
と表明。
また23日にはベトナムの国営通信社が抗議記事を発表し、他のベトナムメディアに転載された。
4月から中国とフィリピンの間で、スカボロー礁(中沙諸島に所属)をめぐって緊張が高まっていたが、今度は中国とベトナムで舌戦が繰り広げられている。
』
中国とフィリッピン、そして中国とベトナム。
これらの中国側の対応のベースに流れているものは、先にこの記事の内容であろう。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年4月27日 5時55分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60823
中国はベトナム・フィリピンとの開戦準備を整えなければならない
中国共産党機関紙・人民日報傘下の国際情報紙・環球時報
は、「中国はベトナム、フィリピンとの開戦準備を整えなければならない」と題した記事を掲載した。
』
中国は臨戦態勢に入れ、というもの。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年6月29日 18時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62534&type=0
中国国防部が重大発表、「人民解放軍は他国の領空侵犯に武力で対応する」
2012年6月28日、中国国営新華社通信によると、中国国防部の耿雁生(グン・イエンション)報道官は北京で開かれた定例記者会見で、
「ベトナムの戦闘機が巡視活動の過程で、三沙市の領空を侵犯した場合は相応の行動を取る」
と警告した。
29日付で京華時報が伝えた。
中国政府は21日、ベトナムやフィリピンと領有権を争う南シナ海のスプラトリー諸島(南沙諸島)など3諸島に新たな地方自治体・三沙市を設立することを表明。
これに反発するベトナムはパラセル諸島(西沙諸島)とスプラトリー諸島の領有権を明記した海洋法を採択し、全面対決の構えを見せている。
耿報道官はまず、ベトナム空軍が先日、スプラトリー諸島で巡視活動を行った際、中国人民解放軍が取った措置に関する質問に、
「中国は南沙および周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。
中国はいかなる軍事的な挑発行為にも断固反対だ。
国家の主権、安全、発展利益を守るため、中国軍は管轄海域における常時パトロール体制を整えた。
領土主権と海洋権益を守るという中国軍の決意と意志はゆるぎないものである」
と回答。
次に、ベトナムの戦闘機が巡視活動の過程で三沙市の領空を侵犯した場合、中国軍はどのように対応するかとの質問には、
「中国軍は常に国家の領土主権と海洋権益を守るという職責がある。
われわれはいかなる軍事的な挑発行為にも断固反対だ。
国家の安全・利益を損ねる行為に対し、中国軍は関連規定に基づき、相応の行動を取る」
と警告した。
』
これだけいったのだから、ヤルキなんだろうな。
口先だけの腰砕けに終わらないように。
何もできなかったら恥だ。
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