2012年6月20日水曜日

中国映画の世界進出:ハリウッドは中国人以上に中国に気を遣っている

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● ハリウッドはいまや、中国人以上に中国に気を遣っている



レコードチャイナ 配信日時:2012年6月20日 0時48分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62196&type=0

中国が映画の輸出めざすのはいいが、「やみくもな自己主張」作品では
―著名映画監督



 成長著しい中国映画、近年では他国との合作映画が多く制作され、中国も自国映画の輸出に力を入れている。
 しかし依然映画の海賊版が多く出回り、著作権を著しく侵害している現状の改善はみられない。

 それでも中国市場に魅力を感じ、ハリウッドなど海外からの中国市場参入は積極的に行われている。
 それを象徴するように、2012年6月16日、中国・上海市で開幕した「第15回上海国際映画祭」には106の国と地域から、過去最多1643本の映画が出品された。

 17日、中国の著名映画監督・馮小剛(フォン・シャオガン)氏は上海国際映画祭のフォーラムで中国映画の輸出について、
 「中国は自国の歴史や文化が世界で重要なように思っているが、実際はそれほどでもない。
 なぜなら中国人は嘘にまみれた民族だからだ。
 偽粉ミルク、偽チケット、海賊版など嘘によって生み出されたものは数多い。
 世界に対してやみくもに自己主張するのではなく、
 まずは世界が我々の話に興味を持つかどうか
を考えるべきだ

と発言した。




レコードチャイナ 配信日時:2012年6月17日 6時24分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62167&type=0

中国に気を遣うハリウッド、マイナス描写減る―米紙

 2012年6月13日、環球時報によると、米ロサンゼルス・タイムズ紙は12日、ハリウッド映画界に対する中国の影響力拡大について、
 「中国のビジネスパートナーと巨大映画市場を満足させるために、本能的に中国に気を遣うようになっている」
と指摘した。

 映画「サーモン・フィッシング・イン・ザ・イエメン」(2011年、ラッセ・ハルストレム監督)には、中東のダム建設現場で中国人技師が専門知識を披露する場面があるが、原作にはなかったものだ。
 また、「2012」(09年、ローランド・エメリッヒ監督)では、米ホワイトハウス職員が中国を賛美する。
 これらの中国を“持ち上げる”描写は、中国のビジネス相手や観客を満足させるためのものだ。

 中国の検閲を通すため、欧米の映画会社が中国のマイナスイメージを植え付けるシーンをカットするケースが増えている。
 「メン・イン・ブラック3」(12年、バリー・ソネンフェルド監督)は中国公開に際し、当局に「華人のイメージを損なう」と指摘されたことを受け、チャイナタウンのシーンを短縮した。
 南カリフォルニア大学の映画専門家は
 「ハリウッドはいまや、中国人以上に中国に気を遣っている
という。

 ある映画製作者は匿名を条件に打ち明けた。
 「外国の検閲制度がわれわれの映画製作に影響を与えている。
 ハリウッド史上初めての事態だ
」。
 海外収益が重要になるに伴い、ハリウッド映画界が外国文化に慣れ、中国の関与と出資、圧力も増している。





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