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● 『適度な汚職』論争:「官僚の適度な汚職は容認されるべきだ」
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年6月2日 7時42分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61744&type=0
官僚の適度な汚職を許しましょう?!
官制メディア社説が話題に―中国
2012年5月31日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国官制メディア・環球時報の社説
「官僚の適度な腐敗を許さなければならない=民衆は理解するべきだ」
が注目を集めていると報じた。
環球時報は人民日報社旗下の日刊紙で、いわば準党機関紙というべき官制メディア。
適度な腐敗を許すべきとはあまりにも大胆なタイトルに思えるが、実はちょっとしたからくりがある。
実はもともとのタイトルは
「反汚職こそ中国社会発展の天王山だ」
というものだったが、これが騰訊網に転載される際に
「適度な腐敗を許すべき」
と変えられたのだという。
しかも騰訊網から人民網、さらに環球網へと転載が繰り返され、最終的に環球時報のウェブサイト・環球網に
「官僚の適度な腐敗を許さなければならない=民衆は理解するべきだ」
とのコラムが登場することとなった。
中国ネットユーザーの間でもこのタイトルは環球時報自らがつけたものと誤解している人が少なくない。
もっとも中国青年報のコラムニスト・曹林(ツァオ・リン)氏は
「内容は騰訊網のタイトルどおり」
と厳しく主張している。
実際、環球時報のコラムは
汚職取り締まりは重要としながらも、その他の社会の発展を進めることで
徐々に解決されるべきもの
だとの主張で、
ただちに徹底的な汚職取り締まりは困難
という内容だった。
』
共産党といった一部の層のみが権力を握っている社会では「汚職」というのは日常茶飯事のこと。
絶対になくならない。
国家の財産をん収奪するためにあるのがこの党なのだから。
たとえば解放軍が党の軍であって、国の軍隊ではない。
その他いろいろである。
中国という国を共産党というたった一つの組織が治めているかぎり、汚職はなくならない。
そんなことは誰でも知っている。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年6月5日 9時6分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61810&type=0
環球時報社説の真意は「適度な汚職を許すべき」ではなかったか?
真意めぐり論争―SP華字紙
2012年6月3日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事
「続く『適度な汚職』論争=ベテラン・ジャーナリストが環球時報編集長に宣戦布告」
を掲載した。
先日、環球時報は社説「反汚職こそ中国社会発展の天王山だ」を掲載した。
汚職反対を訴えるタイトルに見えるが、今すぐ解決することは難しい、汚職摘発だけに取り組むべきではないという内容。
騰訊網が
「適度な汚職を許すべき」と改題して転載
したが、ネットユーザーの多くは、内容を正しくとらえたタイトルだと絶賛している。
5月29日、雑誌『中国改革』の元社長・李偉東(リー・ウェイドン)氏はマイクロブログで環球時報の胡錫進(フー・シージン)編集長に
「あなたのご高説が国民と国家を誤った方向に誘導させているのを見ております。
そこで過去、現在、未来についてあなたとマイクロブログで語り合いたいと思います」
と宣戦布告した。
一方、胡編集長は論戦に応じる意志はなく、
「適度な腐敗」
という言葉は騰訊網が勝手につけたタイトルであり、環球時報社説の論旨とは異なると反論している。
』
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