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円高、東日本大震災、タイ洪水、高齢化など日本の暗い面を強調する論調が、最近えらく変わってきている。
ユーロの崩壊兆し、韓国危機の色合い、一息入れる中国経済と回りをとりまく環境は下り坂に入っているいようだ。
しかるに国債のランク付けが下がっても、政界がガタガタしても何処吹く風の日本。
種々のデータからはいま暴動が起きても不思議でないはずなのだが。
しかるに、安定この上ないのが、日本。
そこがしゃくにさわるのだが。
負の要因を並べれはいくらでも出てくる日本。
悪いデータはいくらでもある。
でも、それがまったく影響していないのも日本。
どうなっているこの国は。
つまるところ、言えることは、
使われている現在の経済政治の数値指標がまったく此の国実態を表現していない
ということだ。
だから、よそ様がどういったところで、それは蚊に食われた程度の痛みをライオンに噛まれたほどに強調表現しているにしか過ぎない、といった面白みに欠けているのも事実。
なにしろ今後、政経済社会の大問題になるのは過剰人口の整理。
そのことに比べれば他のことは些細な問題。
いかに人口をあと一世代少々で2割減らして、1億人にするか。
それに合わせる、社会体系を構築していくか、これが肝心。
それを実行すべく
これからは苦しみの連続になるが、それは民族に課せられた大使命。
避けて通れないもの。
これ以外は、すべてささやかな問題であろう。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年6月25日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62368&type=0
新日本モデルで成長する日本=官民一体の経済外交で前進―中国紙
2012年6月21日、環球時報は、中国原題国際関係研究院日本研究所の劉軍紅(リウ・ジュンホン)研究員のコラムは
「危機は日本モデルを再建しているのか」
を掲載した。
米国の金融資本主義、ファンド資本主義、欧州の地域統合資本主義に対する疑義が突きつけられているなか、同じく資本主義市場経済をとる日本経済が復活しつつある。
世界金融危機に伴う輸出不振、東日本大震災と福島原発事故という大きな打撃を受けながらも、今年第1四半期の経済成長率は年率換算で4.7%と高い伸びを見せた。
戦後の日本経済は官僚主導の政治制度、所有と経営を分離させた企業制度、大蔵省と日本銀行が指導する金融制度からなる日本モデルで高成長を成し遂げ、世界的な評価を得た。
しかし1990年代のバブル経済崩壊から長い低迷に陥っていた。
しかし今、日本は新たなモデルの構築に成功している。
新自由主義モデルを基本として、競争を促進させた市場に基づく政策システム。
アジアの新興国の台頭という地の利を生かすとともに、対中関係の冷却によって米国の信頼を勝ち得るという外交手法。
これらによって世界的な競争という外部経済環境に適合した新たな日本モデルを作り上げたのだ。
日本の学者、官僚、企業トップは、危機こそが日本モデル再建の絶好の機会だと主張し、中には再び日本が世界経済をリードする存在になると期待する者までいる。
この新しい日本モデルだが、結局のところ「新重商主義」でしかなく、他国は模倣できないものだ。
新たな日本モデルを実行するには強力な経済外交と発達した企業、商社、証券会社など経済外交政策の主体とが必要になるからだ。
』
『
ニューズウイーク 2012年06月08日(金)14時54分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/06/post-2575.php
●天体ショー 今世紀末には、月から見た地球の姿が様変わりしている可能性も Reuters
国連報告「地球は既に限界点」
UN warns environment is at tipping point
気候変動と環境破壊は予想以上に加速しており、もう後戻りできないかもしれない
ステイシー・リースカ
地球の気候変動が臨界点に近づいていると、国連が最新の報告書で警告した。
約600人の専門家が携わり3年をかけてまとめらた報告書は525ページに及ぶ。
専門家らは地球の未来について極めて暗い見通しを示した。
北極などの氷床の融解、アフリカの砂漠化、熱帯雨林の森林破壊が、私たちが想像しているよりはるかに急速に進行していると指摘した。
歴史的に見れば、氷河期など地球に突然大きな気候変動が訪れたことはある。
だが専門家らは今回の気候変動は自然要因のものではなく、人為的な要因によるとみている。
人間活動に伴う温暖化ガスの排出などが変動を加速し、影響は地球の生態系の破壊にまで及んでいるという。
ネイチャー誌に掲載された報告書の要約にはこう書かれている。
「人為的要因により、気候変動が限界点に迫っている、または既に限界点を越えてしまった地域がいくつもある。
一度限界点を越えると、もう元には戻せない変化が起こリ始め、地球上の生命体も影響を受けるだろう。
人間の生活や健康にも大きな悪影響を及ぼす可能性がある」
「今世紀の終わりまでに、この地球が現在とはまったく異なる環境になっている可能性は極めて高い」
と、報告書に携わった専門家の1人、アンソニー・バーノスキーは科学ニュースサイト「ライブサイエンス」に語った。
■人間が生き方を変えるしかない
「窮地に追い詰められた」人間は、環境の変動に適応するために急激な生活の変化を余儀なくされるだろうと、バーノスキーは言う。
ただし生活の変化には
「相当の困難を伴うため、政治紛争や経済危機、戦争や飢餓が起きやすくなる」
科学者たちは希望を失ったわけではない。
国連環境計画(UNEP)のアヒム・シュタイナー事務局長は記者会見で、今回の報告書を「告発」として受け止めるべきだと語った。
「この報告書で指摘されているように私たちは無責任な時代を生きている。
(この種の報告書が初めて発表された)1992年にも、将来起こり得る変動が指摘された。
それから20年後に発表された今回の報告書では、予測された数々の現象が現実になったことが証明された」
人類はもう「生き方を変える」より他に選択肢がない地点に来たのだと、スタイナーは続けた。
「針路を変えることは可能だ。
違う方向に向かうことはできるはずだ」
』
この基本的な問題は人口爆発の圧力。
これが地球のあり方をかえようとしている。
ありとあらゆるところで「成長」をやめ、安定、適正といった形にもっていかねばならないだろう。
まずは、人口からだ。
70億の人口を今世紀なかごろまでには60億には減らさないと。
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