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● 直近の強いエルニーニョの観測された1997年12月の海面温度。
東太平洋の赤道付近の海水温が平年より5℃以上上昇しているのがわかる。
『
NICHIGO PRESS 2012年6月13日
http://nichigopress.jp/ausnews/news_others/39214/
ラ・ニーニャ去って、この春からエル・ニーニョの季節に
大陸、再び温暖乾燥気候に戻る可能性論議
エル・ニーニョとラ・ニーニャは太平洋赤道付近の東西に不規則に交替で現れる現象で、エル・ニーニョになるとインドネシア付近の海水温が下がり、気温も下がり、気圧は上がる。
(エル・ニーニョはスペイン語の「男児」、転じて「イエス・キリスト」。
南米太平洋岸の漁師が、クリスマス頃に太平洋の南米近海の水温が上昇することに気づいてこのように名づけた。
ラ・ニーニャはスペイン語の「女児」。
エル・ニーニョと逆に太平洋の南米近海の水温が下がること)
この大気の変化を南方振動(Southern Oscillation)と呼び、テレビの気象予報でも情報を流していることがある。
他にもいくつも気象の要因があるため、太平洋周辺でも地域によって影響が異なり、また、大まかな傾向は予想できても必ずしも一定の気象現象になるとは限らない。
大陸各地に水害をもたらした2年続きのラ・ニーニャが去り、エル・ニーニョに戻るにつれて、
「降れば洪水、晴れれば旱魃」
のオーストラリアに2009年夏(南半球)の旱魃が再びやってくる可能性が懸念されている。
気象庁では、
「モデル化で調べたが、いずれも10月頃からエル・ニーニョ気象が姿を現してくる」
と予想している。
これまで、大陸東海岸地域では大雨が降り続いたが、内陸部では降水量が平均以下の地域も広がっており、数か月後に旱魃が始まると農作物にも影響が出る。
気象庁の気候モデル化部のカール・ブラガンザ・マネージャは、
「我が国への影響がどの程度になるかはまだ確かなことはいえない。
エル・ニーニョが旱魃をもたらすかどうかさえ確かなことはいえない。
エル・ニーニョが居座れば、今年の夏は乾燥した天気になるだろうということがいえるだけだ。
いくつかのモデルをつくってみたが、この何か月かは中間かエル・ニーニョ現象が訪れるが、いずれもその後春になる頃にははっきりとエル・ニーニョ現象になることが予想される。
大陸南西部と南東部には乾燥気候が続いているが、これはエル・ニーニョ現象とは関係がないと思われる」
と語っている。(NP)
』
詳しくはwikipediaで。
『
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%BB%E5%8D%97%E6%96%B9%E6%8C%AF%E5%8B%95
エルニーニョ
エルニーニョ現象(スペイン語:El Niño)とは、東太平洋の赤道付近(ガラパゴス諸島付近、あるいはペルー沖とされることが多い)で海水温が上昇する現象。
』
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